「自分らしさ」と私の曲作り

「自分らしさ」って何でしょう。

ちょっと前くらいから、何故かやたらと
応援メッセージ的に?
「真実ちゃんらしく~」
って言われる事が続き、疑問でした。

もちろん「あなたらしいね~」って表現されて嬉しい時もあるんだけど。

なんだろ。そうじゃない時もある。
窮屈に感じる時もある。

枠にはめられてる感じ?

イヤな言い方すればレッテル貼られてる感じ?

言うの恥ずかしいんですが
私の場合

「真実ちゃんらしい」の前にくる言葉は
大体「明るく元気に前向きに活き活きと!」とか
そこらへん。

あーこの方は私の事そういう風に見てくれてるんだな~
私ってそんなイメージなんだな~?
あ、り、が、と、う…?と思う反面

その人の色眼鏡から見た私でしかないよねって思う。

それは本物の私らしさではなく
その人から見た私らしさでしかないよねって思う。

だって私自身が、自分の事を
明るく元気に前向きで活き活きしてる人間だとは思ってないもん。

そういう部分もあるんだろうけど。

でもそれだけじゃないし

根暗でネガティブで臆病で腹黒いドロドロしたものも持ってる。

で、やたらと「あなたらしく~」みたいに言う方の前で、こういうブラックな私を出しちゃったら

「えー、らしくないじゃーん?」とか言われたりする。

勝手~~~~~。

そんな事を言われると
つい無意識に
その明るく元気的な?自分になろうとしてしまう。そう、振る舞いたくなってしまう。

期待に応えなきゃ!みたいな謎の使命感。
ガッカリさせたくないなーと思ってしまう。

でも、もう、そういうの、本当に疲れました。

何かコントロールされてるようで。

自分を明け渡してるようで。

サイズの合わない服を無理やり着せられてる感じ。

特にここ1ヶ月くらいは自分の事をずっと見張ってて疲れました。

どう立ち振る舞えばいいんだろ?って常に考えてた。

私じゃない誰かになろうと頑張ってみたけど、変わろうと思えば思うほど辛く苦しくなるだけで無理でした。

人と会うとめっちゃ疲れるし
もう喋らんどきたいってなってた。
自分を出すのがこわくなった。

そんなグルグルモヤモヤを続けて出た結論は

そもそも自分を変えようとするのが間違いで
自分を受け入れる事が必要だったんだなという事でした。

私は何でも「他人のせいにはしたらいけんな、自分の問題だし」って思う癖があるけど

もう本当に疲れて嫌になって
ぶっちゃけ今は開き直ってる。

いや、なんで悪意を向けてくる人への対策、防御策として私が自分を殺さないかんの?と。

私が私でいるだけで攻撃してくるとか
もうそいつの問題だし
そいつがおかしいし
そいつが変われよ、と思った。

私、変わらなくていいじゃん。
てか変わってやんない、と思った。

そしてどうぞガッカリしてくれ
勝手に幻滅して勝手に嫌いになってくれ、と思った。

もう、あきらめた。

イコール、私は私を受け容れる事にした。


昔話になりますが、私は小さい頃から親からも周りの大人達からも
「真実ちゃんはいい子ね~」ってよく言われて育ちました。

いい子ね~って言われるととても嬉しくて認められてる気がして、それは私の最大の褒め言葉でした。

同時に呪いの言葉でもありました。

いい子ね~って言われたいが為に
いい子のフリをするようになりました。

特にうちの父は宗教に熱心で
仏教徒なんだけど(私は無宗教)

何か仏教の十善戒?みたいなやつ?
不妄語、不邪険?みたいなやつ?

人の悪口は言っちゃいけない、怒ったらいけない、嫉妬妬み嫉みだめ、あれはだめこれはだめそれもだめ

心はいつも清らかに~!目指せ聖人!みたいな環境だったから。

私は小さい頃から人の顔色を常に伺って
いつもニコニコ、元気に愛想良く。

嫌な事言われても言い返さない、怒らない。

ブラックな私は出さないようにしてました。

それで出来上がったのはいい子ではなく
誰かの「都合のいい子」でしかない私。

仮面をつけた私。

私のいい子ちゃんぶりっ子は子供時代から培ってきたもので
私なりにサバイバルしてきた結果身についたものでもあります。

なのでこの生き癖はすぐに治せるものではないと自分でもわかってます。

ブラックな私は外に出してなかっただけで自分の内側には確かに存在してました。

しかもめちゃくちゃ溜まって超絶便秘状態。

でも長年いい子ちゃんで生きてきたから出し方がわからない。

悲しみは出せるけど
「怒」が出せない。怒れない。
怒り方がわからない。

もちろん内側では怒るけど外側
(対、人)に出せない。

あ、でも私に完全に悪意持って攻撃してきた人の陰口と愚痴は言う。

このブログ読んで
え、真実さん、いつもめっちゃ怒ってない?めっちゃ毒舌じゃん?って思ってるそこのあなた

思い出してください、あれ、全部、陰口、です(我ながらダせえ)


そんなんだから私の悩み問題はいっつも一緒で

セクハラ、モラハラパワハラ、マウンティングの標的になる事。

理由はシンプルに私が怒らないから。

いつもこれが私の問題。

てかもう人生の課題。

私が「ただの私」にかえるための課題。

長くなってるけど、まとめていきます。

私はその課題をどうやって克服していってるかと言うと曲作りです。

曲作りはじめてから、だいぶ怒れるようになった。

私にとっての曲作りは
私が私と仲直りする行為であり
自己セラピーでもあり

私が「お前なんかいなくなれ」と闇に葬ってきたブラックな私自身を救い、取り戻す行為です。

不思議なんだけど曲作ってると嫌と言うほど自分と向き合わざるをえなくて、見たくない自分がまざまざと出てくる。

だから酷い時はガチで吐くし泣く。

なので私の曲は基本、怒ってます。

歌詞もほぼ言葉悪いし汚いし攻撃的。

私の曲を聴いた方に
「ストレス発散!て感じだよね~」とか言われたりします。

そう言われるのが嫌とかは全然ないけど、私の中では違います。

ただのストレス発散じゃない。

小さい頃から、あれはだめこれはだめと禁止して抑えてきた自分の中のブラックな私を

私自身が

怒ってもいいんだよ
汚い言葉使ってもいいんだよ

って表に出してあげて、許して育てて、できてる曲です。

よく自分の曲を「子供」って表現される方いるけど

私はそうは思えず。(否定はしません)

曲作り始めた当初は「排泄物」かな、なんて思ってました。

私の大好きなCoccoさんもそう表現してたし。

でも今は紛れもない「私自身」だと思ってます。

うん○扱いしてごめんねって曲達(私)に謝りたい。


ちょいと話、脱線しちゃうんですが

私「しゅごキャラ!」って漫画アニメが大好きで。

それで曲作りを例えると、(×たま)になってしまった(こころのたまご)を浄化してるんですよ
なんのこっちゃですよねすみません。
私のこころアンロック!なんです。

1人しゅごキャラ!ごっこです。

正直、自分の曲を否定されたり茶化されるとムッ!とくるけど
私が私の事わかってあげれたらそれでいいって思ってます。それが1番。
ムッ!とくるけど。そして根に持つけど。

これは凄く女性的な主観、持論なんだろうけど

誰かの為にって、まず自分の為にができててこそだと思ってます。

まず、自分。
自分を愛するところから。

男性は誰かの為に生きたほうが逆に自分の為になってるような気がする…
(周りのかっこいい男性見てて思う)

同じ人間だし性別分けて言うのは差別みたいで嫌だけど。

だから私は私の為に曲作ってます。

私の為にやってた事が、いつか回り回って誰かの為になったらいいなと思います。

私みたいなタイプの人に

あーこんなに怒っても、汚い言葉使ってもいいんだ、大丈夫なんだ~みたいに思っていただけたら。

自分を許すきっかけになってもらえたら。

「自分を救う道が、いつか誰かを救う道になる」だったかな?
どこかで見たんだけど好きな言葉です。

あと怒髪天の増子さんが竹原ピストルさんに仰ったらしい
「毒にも薬にもならねー歌なんかいらねーんだよ」
(そのままでいいんだよって肯定の意味)の言葉も好きです。

私は高校生の時にTHE BLUE HEARTSのロクデナシを聴いて
あ、私、生きてていいんだ。と思えました。

音楽ってすごいよね。


あ、思い出した。

そういや自分の曲の事でも「らしさ」言われた事あります


「もっと真実ちゃんらしい明るい曲、作ったら?(^_^;)」って。



マジでうっるせぇぇえええええ~~~!!!!!




お前に何がわかる~~~!!!

お前にサンを救えるか~~!!!!


って気持ちになります。てへ。


(そういう事を言うのは決まって曲作ってない人なんだな)



冒頭に戻ります。


「自分らしさ」とは何でしょう?


私の答えは



そんなもの、ない。

もしくは、ありすぎる。

全部わたし。

I’m Just me。



でした。


自分自身でも自分の事、決めつけたくないなとも思いました。

この間作った曲のタイトルは

「Don't judge me」です



「決めつけんじゃねーよ」


「勝手にジャッジしてくんじゃねーよ」


って声を大にして言いたかった。


「お利口さんなキミの理想に縛りつけないで」


誰かに言ってるようにみせかけて
全部、私が私に言いたかった事。


もう、いい子でいたくない。

私は、ただの私でいたい。



こんな長いブログを最後まで読んでくれた方ありがとうございました。